世界的な異常気象のニュースが多くなるなか、日本でも集中豪雨や突風、竜巻などによる被害が多くなってきています。
この気まぐれで圧倒的な自然の脅威を前に、家族が安心・快適に暮らすための住まいとして備えることとは?
その答えもレスコハウスにありました。
重く堅牢で大きな外力にビクともしない。このシンプルな性能が、いつ起こるか予想できない災害に対して有効なのです。
2019年の台風19号は、発生周辺海域の海水温が30度以上と高かったために急速に大型の猛烈な台風に発達し、スーパー台風と呼ばれる勢力となり、記録的な雨を降らせ甚大な被害をもたらしました。専門家は大型で比較的ゆっくりとしたスピードで北上したことも、記録的な大雨となった要因の一つと指摘しています。また、地球温暖化による海水温の上昇が続くと、同規模かそれ以上の勢力の台風が発生する確率は高まり、日本列島を襲う可能性があると指摘しています。
猛烈な風となり、千葉県に大きな被害をもたらした2019年台風19号。住宅被害は5万棟を超え、千葉県の一部では見渡す限りブルーシートで屋根を覆われた状態となりました。その要因は、台風の猛烈な風により巻き上げられた飛来物が、住宅に激突し壁や窓を破壊。破壊された部分から猛烈な風が入り込むことによって、屋根が吹き飛ばされたことによります。
大きな外力で建物を動かして破壊する風害。コンクリ ー ト住宅の重呈は木造や軽星鉄骨造の約2.5倍もあるので、強い抵抗力を発揮します。 瞬間最大風速60m/秒の暴風にも揺れ幅はわずか0.2cm。木造・鉄骨住宅は約3cm揺れることから、いかに強いかがわかります。(台風15号は最大瞬間風速57.5mを記録)また、構造部材に堅牢なPCパネルを用いているため、飛来物が激突しても壁が破壊されることはありません。
2019年台風19号による豪雨での河川の堤防決壊が起きたのは、7県で71河川、128か所。川の水が堤防を越える「越水」が起きた河川は、延べ265河川にのぼりました。この他、都市部では雨が排水路や下水管に一挙に流入し、雨水処理能力を超えた場合や、雨で河川の水位が上昇し市街地などの水を川に排出することができなくなった際に起きる「内水氾濫」によって市街地の建物、道路が浸水する被害が多く見られました。
コンクリ ー ト住宅の基礎梁の幅は220mmと、鉄骨住宅の約1.3倍。大型の断面がしっかり家を支えます。またダブル配筋を施しているため、外力に対しての強度が高く、大きな力が加わった際にも、倒壊を防ぐことができるのです。密実な躯体とそれを支える頑丈な基礎によって、WPCエ法は洪水や台風、竜巻、土砂崩れなど、あらゆる災害において、その強さを証明しています。
津波による家屋被害は木造で2m程度で全面破壊に至りますが、鉄筋コンクリート造は5mまで持ちこたえた事実が。東日本大震災では津波の被害が大きく、倒壊し、流される家のいたましい映像をご覧になることもあったかと思います。写真は宮城県亘理町に建っていた開発初期のレスコハウスと同一工法のコンクリート住宅。周囲の建物がほとんど倒壊し流される中、強力な津波の力で基礎が浮き上がってはいますが、構造体がほとんど変形せず、元の場所に残っていました。あの未曾有の地震と津波に遭遇してもなお、その場に残り躯体性能を損なわない強さは、鉄筋コンクリート住宅の「重さと硬さ」があるからこそです。
写真は、東日本大震災で津波被害を受けた住宅(レスコハウスと同一構造)。基礎ごと浮き上がってしまいましたが、構造体はほとんど変形していません。
台風の通り道で、シロアリが多い沖縄。戦前の住宅は木造中心で、台風での倒壊やシロアリ被害も多かったのですが、戦後普及したコンクリート住宅が暴風雨やシロアリに強いことが分かると、コンクリート住宅が常識になりました。