2022年02月13日

住宅ローンの頭金の考え方

みなさんこんにちは!

 

まだまだ寒い日が続きます。

ここ数日は関東の平野部でも積雪が予報されています。

関東地方は交通機関の乱れも予想されますので、

通勤通学の際はお気を付けください。

 

さて、今回は住宅を購入する際に必要な、

住宅ローンのお話です。

 

◆住宅ローンは超低金利時代

住宅ローンは現在超低金利時代となっています。

変動金利ではとうとう0.2%台という金利のものまで出てきました。

金利のことだけを考えれば、買い時と言えるのかもしれませんが、

実際はそんなに単純ではありません。

身近なものが様々値上がりしているのは、

みなさん実感として感じていらっしゃると思います。

住宅に係るものも例外ではなく、建築費は高騰しています。

また、マンションの中古需要が上昇し、

こちらも価格が上昇しています。

つまり、金利は低くて助かるけど、

そもそもの物件価格が高くなっているというのが現状なんですね。

 

また、実店舗がある銀行よりもネットバンクの方が

金利が低い傾向があります。

ネットバンクはネットですべてのやり取りが完結する反面、

不明点などの相談や融通は利きにくい部分もあります。

自分でいろいろと調べて、きちんと必要書類等を

揃えられる方はネットバンクでもよいですが、

対面で相談しながら進めたいという人は、

実店舗のある銀行で住宅ローンを借りるようにしましょう。

 

◆頭金はどのくらい入れたらよい?

住宅ローンを組む際に、どのくらい頭金を入れて

住宅ローンを組むかというのは悩むポイントだと思います。

一昔前は、金利が高かったため少しでも住宅ローンの金額を

減らすために頭金を用意する必要がありました。

しかし今は、さきほども書いたように超低金利時代です。

無理して頭金を用意する必要はないと言えます。

フルローンでもよいと思います。

注意点としては、銀行によっては頭金を一定額入れることを前提とした

金利設定になっているものがあります。

そういった銀行ローンを選択しようとするときには、

必然的に頭金が必要になりますのでご注意ください。

 

ご自分のこれからのライフイベントを考えたうえで、

直近で大きなお金が動くイベントがある場合には、

住宅ローンを無理して減らさず、

手元にお金を用意しておくことも重要です。

例えば子供の大学入学、車の買い替え、親の介護など、

それぞれまとまった金額が必要になります。

これらのイベントを予定している場合は、

無理せず頭金を減らしても構わないでしょう。

 

また、仮に住宅ローン金利が0.5%だった場合、

それ以上の金利で手元のお金を運用できれば、

無理して住宅ローンを減らす必要はないとも言えます。

例えば500万円をもっている場合、

その500万円を頭金にして住宅ローンを減らせば

500万円にかかる金利0.5%を減らすことができます。

逆に500万円を手元に残して、投資などで金利5%で運用した場合、

住宅ローンは増えるので0.5%の金利がかかりますが、

5%の運用益があるので、4.5%分得をしていることになります。

超低金利時代だからできる運用方法です。

もちろん投資などで運用する場合は社会情勢によって

元本を割ってしまう可能性があることは頭に入れておきましょう。

 

◆まとめ

超低金利時代の今、必要なことは「情報収集」をすることです。

現在の低金利がずっと続くわけではありません。

もし金利が上がった場合でも耐えられるかどうかの試算も必要です。

常にアンテナを張り巡らせるようにしましょう。