2021年03月12日

神田明神に学ぶ コンクリートが守るもの

みなさんこんにちは!

 

もうすぐ緊急事態宣言の期間が終わろうとしています。

期限は3月21日までとなっているものの、

最近はリバウンドとみられる感染者数の増加もあり、

本当に緊急事態宣言を解除することができるのか、

懐疑的な流れになっています。

今からでも、さらに行動を引き締めて

無事予定通り緊急事態宣言を解除できる状態となるよう、

一人一人が心掛けていきましょう。

 

さて、今回は実は知らない「神田明神」について

ご紹介させていただきたいと思います。

 

◆神田明神とは

神田明神は730年に建立したとされる、由緒ある神社です。

東京の中心地である千代田区にあり、

正式名称は神田神社と言います。

名前の通り神田や日本橋、丸の内、築地などの総氏神様として、

篤い信仰を集めています。大黒様や恵比寿様、平将門様を御祭神としています。

730年に創建され、1600年には皆さんご存知関ヶ原の戦いが起き、

徳川家康が戦いに出向く前に勝利をご祈祷されたことでも有名です。

関ヶ原の勝利後、江戸幕府が開かれますが、

江戸幕府の表鬼門(北東)の位置に社殿を移し、現在の場所となりました。

その後は1923年の関東大震災によって、ほかの神社仏閣と同様大きな被害を受け、

社殿も消失してしまいました。

その後すぐに復興計画が発案され、今の形となりました。

その後第二次世界大戦が起きましたが、社殿は戦争をも耐え抜きました。

実はこの関東大震災後に建てられた社殿に、戦争を耐え抜いた秘密があるのです。

 

◆当時としては珍しい、鉄筋コンクリートの神社

実は神田明神の社殿は、コンクリートでできています。

関東大震災が起きる前、日本における神社仏閣は

木造でなければならないという考え方が大半でした。

「木」というものに、魂が宿るからということなのでしょう。

しかし、関東大震災によってたくさんの神社仏閣が被害を受けると、

少しずつその考え方にも変化が現れました。

「神社は人々の信仰を集める場所であり、救いを求める場でもある。

地震や火事で簡単になくなってしまっては人々が困る」という思いの元、

当時は画期的な鉄筋コンクリートの不燃耐震化神社が誕生したのです。

当時は賛否両論あったと思います。ですが、第二次世界大戦をも社殿が

耐え抜いたことを考えると、この考えは正しかったのではないかと思います。

 

◆災害から様々なものを守るために

神社は常にそこにあること、常にあり続けることにも大きな意味があります。

大変なこと、嫌なこと、悩みなどがあっても、常に

そこにあるから人々は救われるのだと思います。

だからこそ、簡単に失われてはいけないのです。

家も同じではないでしょうか。

自分の家というのは、様々なものから自分を守ってくれる砦でもあります。

この砦が簡単に壊れてしまっては、日ごろ安心して生活することができません。

いざという時の安全と、その安心に裏付けされた日々の安心が

より頑丈な住宅を求める理由なのではないかと思います。

そういった意味では、鉄筋コンクリートで家を建てるというのは

1つの選択肢となるはずです。

鉄筋コンクリート造のものがあふれかえる現代だからこそ、

家も鉄筋コンクリートで建てることを一緒に考えてみませんか?

 

以上、今回もお読みいただきありがとうございました。

次回の更新のころには桜が咲き始めているでしょうか。

次回もお楽しみに!