2025年03月01日

ひな祭りについて

みなさんこんにちは。

 

早いもので、もう3月となってしまいました。

3月のイベントと言えば、ひな祭りでしょう。

今回は、ひな祭りについて取り上げます。

 

春の訪れを祝う日本の伝統行事、ひなまつり

3月3日は、女の子の健やかな成長と幸せを願う日本の伝統行事「ひなまつり」です。

華やかなひな人形を飾り、白酒やひなあられをいただくこの日は、

春の訪れを感じさせる美しい行事として、多くの人々に親しまれています。

 

ひなまつりの起源と歴史

ひなまつりの起源は、平安時代の「ひいな遊び」と、

古代中国の「上巳(じょうし)の節句」が結びついたものとされています。

ひいな遊びは、紙などで作った人形(ひいな)で遊ぶ、

現代のままごと遊びのようなものでした。

一方、上巳の節句は、川で身を清め、厄払いをするといった行事でした。

これらの風習が融合し、江戸時代に入ると、

現在のようなひな人形を飾る形へと発展しました。

江戸幕府が3月3日を公式な祝日としたことで、

ひなまつりは武家社会を中心に広まり、やがて庶民の間にも定着していきました。

 

ひな人形に込められた願い

ひな人形は、天皇と皇后を模した内裏雛(だいりびな)を中心に、

三人官女、五人囃子、随身、仕丁などが並ぶ豪華なものです。

これらの人形には、女の子の成長を願う様々な意味が込められています。

内裏雛:天皇と皇后を模しており、女の子が将来、良縁に恵まれ、

幸せな結婚ができるようにという願いが込められています。

三人官女:宮中の女官を模しており、女の子が美しく成長し、

周りの人々を大切にできるような女性になるようにという願いが込められています。

五人囃子:能楽の演奏家を模しており、女の子が芸術や芸能に親しみ、

豊かな感性を育むようにという願いが込められています。

随身:天皇を守る武官を模しており、女の子が困難に立ち向かう勇気を持ち、

自分の身を守れるようにという願いが込められています。

仕丁:宮中の雑務を行う人々を模しており、

女の子が人のために尽くす心を持ち、

社会の一員として貢献できるようにという願いが込められています。

 

ひなまつりの食べ物

ひなまつりには、ひなあられ、菱餅、白酒、ちらし寿司など、

色とりどりの食べ物が用意されます。これらの食べ物にも、

それぞれ意味が込められています。

ひなあられ:ピンク、緑、黄色、白の4色があり、四季を表しています。

また、女の子の成長を祝い、健康を願う意味も込められています。

菱餅:菱形の餅で、ピンク、白、緑の3色があり、

それぞれ桃の花、雪、新緑を表しています。

女の子の健康と長寿を願う意味が込められています。

白酒:白い甘酒で、邪気を払い、健康を願う意味が込められています。

ちらし寿司:色とりどりの具材が使われており、見た目も華やかです。

女の子の成長を祝い、豊かな食生活を願う意味が込められています。

 

いつ出して、いつ片づけるのか

雛人形を飾る時期と片付ける時期は、地域や家庭によって多少異なりますが、

一般的な目安は以下の通りです。

飾る時期

  • 立春(2月4日頃)から2月中旬頃まで:

立春は暦の上で春の始まりであり、

この頃から飾り始めるのが良いとされています。

節分で邪気を払った後に飾ると、より良いと考える人もいます。

遅くとも3月3日の1週間前まで

ひなまつり当日(3月3日)に間に合うように飾りましょう。

片付ける時期

3月3日以降、できるだけ早く

ひなまつりが終わったら、早めに片付けるのが良いとされています。

「片付けが遅れると婚期が遅れる」という言い伝えもありますが、

これはあくまで言い伝えです。

天気の良い乾燥した日を選ぶ

湿気は雛人形の大敵です。カビや虫食いを防ぐため、

晴れて湿度の低い日に片付けましょう。

地域によっては旧暦のひなまつり(4月上旬)まで飾る場合も

一部地域では、旧暦のひなまつりに合わせて4月上旬まで飾ることもあります。

片付ける際の注意点

雛人形にほこりがついていないか確認し、毛ばたきなどで優しく払います。

手袋を着用して、人形に直接触れないようにします。

防虫剤や乾燥剤を一緒に入れ、湿気を防ぎます。

人形や道具を丁寧に包み、購入時の箱や収納ケースにしまいます。

 

現代のひなまつり

現代のひなまつりは、核家族化や住宅事情の変化などにより、

昔ながらの豪華なひな人形を飾る家庭は減ってきています。

しかし、手作りのひな人形を飾ったり、

ひなまつり用のスイーツを楽しんだりと、

それぞれの家庭で工夫を凝らしたひなまつりが楽しまれています。

ひなまつりは、女の子の成長を祝うだけでなく、

家族の絆を深める大切な機会でもあります。

ひな人形を飾り、家族みんなでひなまつりの料理を囲み、

女の子の健やかな成長を願いましょう。

また、近年では男の子の健やかな成長も合わせて祈るご家庭も

増えてきています。

ひなまつりは、日本の美しい伝統文化の一つです。

この機会に、ひなまつりの由来や意味を学び、次世代へと受け継いでいきましょう。

 

まとめ

収納する場所には困るかもしれませんが、

日本の伝統としてこれからもひな祭りを楽しみたいですね。

女の子が生まれるから、雛人形を収納できるような家を考えなきゃ…

という方は、ぜひレスコハウスに資料請求をお願いいたします。

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今回もお読みいただきありがとうございました。

次回の更新もお楽しみに!