みなさんこんにちは。
毎日セミの鳴き声が響き渡っていますね。
昨日は福島県で40.0度を記録するなど、
酷暑が続いています。
エアコンを我慢して使わないでいると、命の危険がある気温ですので、
無理をせずしっかり温度管理をするように心がけましょう。
また、沖縄では台風の被害が大きくなっています。
台風6号は、非常にゆっくりとしたスピードで
沖縄周辺にとどまっており、猛烈な雨と風で
大きな被害をもたらしています。
台風の被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
また、今後この台風6号は西日本に進むことが予想されています。
今後の台風情報に、十分注意して生活しましょう。
さて、今回は今年ちょうど100年となる関東大震災について取り上げます。
◆関東大震災と住宅
関東大震災は、1923年9月1日に関東地方を襲った大規模な地震であり、
その被害は計り知れないものでした。
今年でちょうど100年の節目となり、
各地でイベント等も予定されています。
関東大震災により、多くの建物や住宅が倒壊し、
何十万もの人々が家を失いました。
この記事では、関東大震災とその時代の住宅事情について説明します。
まず、関東大震災当時の住宅は、現在とは異なる構造や材料が使われていました。
主に木造の家屋が多く、火災に弱いことが災害の拡大を招いた原因の
一つとされています。
このことから、地震後に家の耐震性や防火性を
向上させるための法律や技術が一気に発展しました。
日本の建築基準法は、世界的に見ても非常に厳しい基準の法律ですが、
それもこの関東大震災での被害が再び繰り返されないようにするためという
ルーツがあります。
地震後、関東地方では住宅不足が深刻な問題となりました。
政府や地方自治体は、被災者たちに対して
一時的な仮設住宅や集合住宅を提供し、
被災者たちの生活を支援しました。
また、これらの施設では公衆衛生や防犯のための取り組みも行われました。
ただ、東日本大震災によって被害を受け、いまだに仮設住宅に
お住まいの方がいらっしゃるように、当時も復興には
時間がかかり、数年間は仮設住宅で暮らさざるを得ない状況が
あったようです。
◆関東大震災と防災意識の高まり
上でも書いたように、住宅被害にあわれた方には
政府や自治体主導で仮設住宅の提供がされたものの、
そこから元の生活に戻るまでには長い時間が必要となってしまいます。
このため、政府は復興計画の見直しや新しい住宅政策を策定することで、
被災者たちの新たな住宅を確保し、安定した暮らしを取り戻すための
働きかけをしていきます。
また、今の都市計画が非常に整った形で整備されているのは、
この時の教訓を生かしている部分が大きいと思われます。
全国的に、「防災」を意識した街づくりが考えられるように
なっていったんですね。
◆防災訓練のルーツ
夏休みがあけて9月1日になると、
学校や企業等では防災訓練が行われていると思います。
これも、関東大震災が発生した9月1日がルーツになっています。
◆地震に強い家とは
レスコハウスは、コンクリートの住宅をご提供しています。
柱や梁の工法ではなく、コンクリートのパネルを組み合わせて
家を構成しています。
柱や梁による点ではなく、面で力に耐えるため、
圧倒的に地震に対して強い構造です。
また、関東大震災での被害が大きかった火災に対しても、
コンクリートが強さを発揮します。
たとえ隣家が火事になっても、構造躯体のダメージがほとんどないので、
暮らし続けることが可能です。
被災した場合、避難所や仮設住宅等で生活することができますが、
それが非常に長期化することが考えられます。
できるだけ避難所に行かなくても良いように、
災害後も住み続けることができる住宅をご提供することが
大切だと考えています。
関東大震災を教訓に、災害に強い家づくりについて
改めて考えてみてはいかがでしょうか。
今回もお読みいただきありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!
災害に強い家づくりについては、
ぜひホームページもご覧ください!