2021年11月27日

テレワーク実施率調査から考える家づくり

みなさんこんにちは!

 

11月も下旬となりました。

新型コロナウイルスの新たな変異種が発見されたというニュースが

ありましたが、国内の新規感染者数はどんどん減って、

東京都でも10人台というところまできています。

約2年間新型コロナウイルスに影響されてきましたが、

来年こそはそこから脱却したいものです。

 

さて、今回は東京都が実施したテレワーク実施率調査から、

今後の家づくりについて考えます。

 

◆テレワーク実施率調査

11月11日、東京都が都内企業のテレワーク実施率調査の

結果を報告しました。

ポイントは以下の通りです。

・都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は55.4%。

9月の前回調査(63.9%)に比べて8.5ポイント減少。

・テレワークを実施した社員の割合は、48.4%と、

前回(48.9%)に比べて、0.5ポイント減少。

・テレワークの実施回数は、週3日以上の実施が48.7%と、

前回(49.6%)に比べて、0.9ポイント減少。

 

テレワークに関する各種の数字が減少しています。

東京都で10月1日から緊急事態宣言が解除され、

やっと今まで通りの生活に近づいてきたところです。

緊急事態宣言解除に合わせて、テレワークが減少したことが

今回の調査結果からわかります。

もうすぐ11月が終わりますが、11月は10月よりも

さらにテレワークの実施率は下がるでしょう。

 

◆テレワーク優先の家づくりは危険?

今回の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、

なかば強制的にテレワークや働き方改革が普及しました。

かなり無理をしてテレワークを行っていた企業もあるのではないかと思います。

おそらくたくさんの方が、急に導入されたテレワークに対応するため、

ご自宅にテレワークスペースを設けたりなど対応を求められたはずです。

ハウスメーカーも例外ではなく、ニューノーマルな家づくりに

対応した商品として様々な商品を投下しています。

しかしここにきて、テレワークが減少し約半数の方が

週の半分以上は出社しているという状況になりました。

確かに新しい働き方としてテレワークが普及したことは

非常に良いことなのですが、完全にテレワークに重きを置いた

家づくりをするのは時期尚早かなと思います。

いざというときに家でも仕事ができるというような状態とする。

仕事をしていない時には別の使い方ができる、

そんなユーティリティーなスペースが今の家に求められて

いるのではないかと思います。

 

 

 

 

◆これからの家づくり

これからの家づくりは、ある決まった暮らし方に

特化した家ではなく、変化していく暮らしたに対応できる家が

求められています。これからの暮らし方がどんなふうに変化していくのか、

それはまだわかりませんが、刻々と変わる暮らし方に

対応できるよう、長寿命で柔軟性のある家を建てたいものです。

 

以上、今回もお読みいただきありがとうございました。

次回の更新もお楽しみに!