みなさんこんにちは。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言は、
大阪や京都などの地域が2月28日で解除できるくらいにまでなってきました。
東京や神奈川などの地域については、まだ解除とはなっていません。
予定は3月7日ですが、医療体制の状態を見て、
慎重に判断されるでしょう。
大事なことは、緊急事態宣言が解除になっても、
感染予防は継続するということです。
ワクチン接種の予定も少しずつ立ってきているので、
新型コロナを恐れなくなる時がもうすぐ来るのかもしれませんね。
それまでもうすこし頑張りましょう。
今回は、連日ニュースで取り上げられている
栃木県足利市の山火事について取り上げます。
◆栃木県足利市で山火事が発生
2月21日に栃木県足利市西宮町で山火事が発生しました。
その後勢いを増し、27日現在でも鎮火には至っていません。
火元についてはいまだ特定はされていませんが、
山の休憩所に置かれているベンチ周辺でタバコを吸ったものが
燃え広がったのではないかという推測がされています。
タバコのような小さな火が、広がって106ヘクタールもの面積を
焼いてしまうのですから、火の勢いというものは非常に恐ろしいです。
106ヘクタールと言ったら、東京ドーム約23個分です。
ものすごい面積ですよね。
ただ、26日の延焼面積と27日の延焼面積がほとんど変わらないので、
延焼自体は止めることができたようです。
あとは、残っている火を消化する段階でしょうか。
この火事によって、避難勧告が出ました。
その数は日に日に増え、305世帯の方々への避難勧告となりました。
避難されている方々にお見舞い申し上げます。
一刻も早くいつもの日常が戻ることの願っています。
◆糸魚川の大火を思い出す
今回の栃木県足利市は山火事でしたが、
今回のニュースを聞いて、2016年の糸魚川大火を思い出しました。
今回の栃木県足利市は山火事ということで気が密集しており、
さらに風もあったことから広範囲に燃え広がってしまったのです。
また山という状況で、消防車からの地上消化がなかなか進められなかったことも
延焼が広がった要因でしょう。
糸魚川の大火についても、木造住宅が密集しているエリアであったことと、
強風が吹いていたことが原因でした。
火の粉は数キロメートル飛ぶと言われており、
火がどこかで発生し、火の粉が発生すると、それを食い止めること自体非常に難しいです。
また熱によって発火する現象もあり、熱源周辺から次々と発火してしまうのです。
強風の中で、木が密集していると火の粉や熱で延焼しやすくなるということですね。
◆火を食い止めるもの
今回は山火事だったため、火の延焼を食い止めるものが周囲にありませんでした。
ただ、街は火を食い止めることができるものがあります。
それが「広い空間」と「コンクリート造の建物」です。
広い公園などがあると、燃え広がるものが少なく、
火の勢いを弱めることができます。
また、コンクリートの建物は延焼しにくく、
その奥にある建物の防火壁となる効果があります。
実際に糸魚川でもコンクリートの建物は残っており、
その奥にある建物を守っていました。
もしコンクリートの建物だけしか存在しない町があったら、
延焼で燃え広がる可能性はかなり低いでしょう。
◆まとめ
今回の山火事は、山という特性上延焼したものではありません。
糸魚川大火を振り返ると、風が強い木造密集地では同じように
延焼することが記憶に新しいでしょう。
みなさんの住んでいるエリアはどういったエリアか観察していただき、
火事の危険性が高そうなエリアであれば、
コンクリートの住宅を建てるという選択肢も
ご検討いただければと思います。
今回もご覧いただきありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!