地震に強い=倒壊しない、ではありません。
被災後も安心して住み続けられる事が重要だとレスコハウスは考えます。ますます活発化する日本の地震活動は、2010年以降130回以上。2016年の熊本地震では、新築や耐震性が高いはずの建物でも大きな被害がありました。日本中どこにいても、地震のリスクから完全に逃れることはできません。決して「我が家だけは大丈夫」ではないのです。地震の被害を最小限に抑え、被災後のメンテナンス負担を低減し、住み続けられることが大切です。
レスコハウスが採用するのは、WPC(ウォール・プレキャスト・コンクリートパネル)工法。これは、強度と密度の高いPC(プレキャスト・コンクリート)パネルを構造躯体として、箱型に組んだ独自の工法。一般的な柱・梁で構成される軸組構造とは違い、壁=面全体で地震の力を受けとめるため、外力が一ヶ所に集中せず、建物の変形が少なく、揺れ難いのです。
地盤の揺れには特有の周期があります。大地震の場合は0.6秒から1.2秒の間にその周期があるとされています。地盤特有の周期と建物の固有周期が一致した時、大きく増幅された力が建物に加わります。これを共振現象と呼び、その大きな揺れから建物の変形や倒壊を引き起こします。レスコハウスの固有周期は0.16秒と大地震時の地盤周期に比べ非常に短周期なため共振しません。一方、鉄骨造・木造はその周期が近く、共振現象が起きやすくなります。
レスコハウスは、強度と密度の高いコンクリートパネル(PCパネル)を使ったWPC工法を採用。WPC工法の住宅は地震に強く、過去の大地震でもその強さを実証しています。地震がきても被害を最小限に抑えて、被災後のメンテナンス負担を軽くし、大切な家族の命と財産を守ります。記録的被害をもたらした阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震では、合計24万棟が全壊。一部損壊を含めた被害は合計197万棟にのぼりました。そんななかでも、WPC工法の住宅は被害を最小限にくい止めました。阪神・淡路大震災の際は、隣家が全壊するなか、レスコハウスは被害がなく、親類5家族が避難所として生活をすることができました。
※WPC工法:PC(プレキャストコンクリート)パネルを強固に一体化し箱型に組み立てる工法です。
阪神・淡路大震災時のレスコハウス(神戸市東灘区 中田邸)